車 乗り換え

乗ってみたいな ジープレネゲート

フィアットジープ

 

レネゲードに早速試乗しました。

 

元々ジープは軍用車から生まれた実用的なモデルであり、軍用から市販向けに転じても「アメリカの広大な荒野を走る」といったイメージを抱く人はいまや少数派かもしれません。

 

このクルマのベースはフィアット500X 。フレームやパワートレーンはおおよそ一緒。

 

かつて、ポルシェにワーゲンポルシェが存在しましたが、このジープレネゲートは、VWポルシェを彷彿とさせます。

 

500Xはもとをたどれば、フィアットプント。言わずもがなフィアット500のひとつ上のクラスに位置するモデルである。それに手を加えたのが500L、そしてさらにSUV化したのが500X。

 

単なるアライアンスではなく、社名もFCAとなった。

 

もともとは“フィアット クライスラー オートモーティブ”の頭文字だが、呼び名は“エフシーエー”となるのでお間違いなく。

 

さて、話をレネゲードに戻すと、デザインは“アメリカで行われている!”。しかし、個人的にはちょっぴりイタリアンテイストを感じるが、ジープはプレゼンテーションでそれを主張しています。

 

ジープ伝統の7スロットグリル、丸型ヘッドライトはしっかり継承。もっといえば、「レネゲード」という名前がそうだ。そもそもはCJ時代のグレードに使われていた名称。新しいところではKJチェロキーにも使われていました。

 

今回、それを車名にしたのにはワケがあります。イタリアの血が入ってもジープはジープであることを主張しています。

 

FFモデルと4WDモデル、全く別のクルマのようです。

 

1.4リッターターボ+6ATのFFはFPT(フィアット・パワートレーン・テクノロジーズ)製で、アルファロメオの「ジュリエッタ」と機構を共有するもの。

 

対して2.4リッター+9速ATの四駆は、「ジープ チェロキー」にも採用されたもの。

 

まさに同モデルの中にふたつの会社のカオが同居するという、新婚ホヤホヤでないとなかなか実現しそうにない面白いラインナップが完成しています。

 

つまり、FPT製のイタリアン・エンジンを搭載する「オープニング・エディション」と「リミテッド」は、1.4リッターターボという、このボディにはありえないダウンサイジングエンジンであることには間違いないのですが、ジープブランドで史上初めてのハイオクガソリン仕様車というパラドクスが起こっているので、購入の際は注意してください。

 

一皮剥いたら違う会社のエンジンが納められているだけに、乗り味もビビるくらい違うのがまた悩みどころです。

 

1.4リッターターボ+6ATのFF「オープニング・エディション」と「リミテッド」は鼻先が軽いスポーティーな仕上がり。このボディサイズにこのスモールエンジンだから、出始めだけは若干のモタつきを感じるものの、速度に乗ったら驚くほど加速は伸びます。

 

小さいエンジンにありがちな、踏んだら車内がのべつまくなしエンジンの唸りに包まれるような安っぽさとも無縁だし、とにかくある程度の速度が出ていれば、かなり快適。

 

コーナリングなどでもアメリカンなユルさを感じさせない機敏な挙動で、ラインをしっかりとなぞるオンザレール感覚を味わうことが出来ます。少しだけ癖があるコイツをサラっと乗りこなすのも「また楽しからずや」ってところですか。。

 

しかし、ローギアを使う超低速の走行はちょっとニガテです。

 

特に停止状態からの加速では、アクセルの踏み方に若干のコツが必要で、うま〜くスロットルを開いていかないとテキメンにギクシャクしてしまいますね。

 

停止の時もそれは同じ。ギアの選択肢が6個と少ない分、ブレーキそのものの質感が問われ、巨大なボディを停車させるためのなめらかなブレーキングがなかなか難しい。ともすればカックン、となってしまうのであるていど練習が必要かもしれません。

 

 

その点、2.4リッター+9速ATの四駆「トレイルホーク」はやっぱりというかさすがというか、そもそもチェロキーというもう少し大きなボディをなめらかに動かすためのモノだけあって仕上がりは抜群!。

 

低速域から高速域まで途切れなく滑らかに加速していくのは、2.4リッターというエンジンパワーだけの恩恵ではなく、ZF製9速ATの職人技がかなり効いている感じ。

 

1.4リッターターボ+6ATのFFが140ps、この2.4リッター+9速ATの四駆が175psと、数字で見ると馬力にそれほどの差はないのだけど、アクセルペダルの踏み心地の良さ、ふわ〜っとシームレスに加減速していく上質感は数字で表せないくらい圧巻。まるでクルマがワンランク良くなっちゃったかのようですね。

 

ブレーキングの際も、踏み足しなどの踏力の変化をドライバーがせずとも、最後の停止までトランスミッションがきっちり面倒を見てくれる感じ。ボディをピッチさせることなくスーッとスムーズに停止してくれるのが嬉しい。

 

ジープらしいオフロード走行も不可能ではない

 

それではオフロード走行はどうか。試乗コースは短い設定のものが用意されていました。前後のアングルを確認するヒルクライムとダウンヒル、それとモーグルあたりである。ここで見るとデザインがジープ側であることがよくわかりました。

 

しかしポップなイメージでもしっかりオフロードに必要な各アングルは保たれています。走行モードを切り替える「セレクテレイン」を路面状況に合わせれば、ジープらしいオフロード走行も不可能ではありません。

 

 

2015年9月5日、日本で発売

 

「ジープ」ブランド初となるスモールSUVの「Jeep Renegade(ジープ・レネゲード)」が9月5日から発売開始されました。

 

それでもポップなカラーリングや愛らしいフロントマスクは、ブランドイメージの転換になりそうなモデル。

 

全長4255×全幅1805×全高1695mm(最上級のトレイルホークは4260×1805×1725mm)というサイズは、マツダCX-3の全長4275×全幅1765×全高1550mmと全長はほぼ同じで、BMW X1の全長4485×全幅1800×全高1575mmと比べると全幅はほぼ同じ。

 

日本のBセグメントベースのコンパクトSUVよりも短い全長に、ややワイドな全幅、そして少し高めの全高というサイズになっています。

 

エンジンは、1.4Lの「マルチエア」と呼ぶ直列4気筒ターボに6速DCT(デュアルクラッチ)の組み合わせで、「オープニング・エディション」と「リミテッド」という2グレードを用意。

 

最上級の「トレイルホーク」には、2.4Lの直列4気筒「タイガーシャークマルチエア16バルブ」と呼ぶNAエンジンを搭載し、こちらはスモールSUVでは初となる9ATとの組み合わせ。

 

駆動方式は1.4Lターボ+6速DCTの「オープニング・エディション」と「リミテッド」がFF、2.4L NAの「トレイルホーク」がオンデマンド式の4WDを採用しています。

 

気になる価格ですが、「オープニング・エディション」が297万円、「リミテッド」が313万2000円、「トレイルホーク」が340万2000円です。

 

 

 

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